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モックアップとは?どんな用途で使用するのかわかりやすくご説明します

2022年12月14日

「モックアップ」とはどんなものかご存じでしょうか? 聞いたことはあるけどあまりピンとこない。しかし実はいろいろな用途で活躍しているモックアップについてご説明します。

モックアップとは?どんなシーンで使うの?

「モックアップ」の意味は「実物大の模型」。作る目的とは?

モックアップの意味は「実物大の模型」です。これを聞いておもちゃのようなものを想像した方もいるのではないでしょうか。
ですが、モックアップは意外と身近な場所で使用され、ビジネスにおいても様々な業界で活躍しているのです。

皆さんは何か商品を購入するなら実際の商品を見てから購入したいですよね?
高価な商品であればあるほど事前に実物をこの目で見てじっくり購入を検討したいもの・・・。
しかし、商品が高価なほど、実際売り出すものと同等の素材や機能を付けてサンプルを作るにはコストも時間もかかってしまいます。

そんな時に役に立つのが「モックアップ」です。
「モックアップ」は実際の商品より安価な素材で作成されることが多く、機能や操作性を付属せずいわゆる「外見」のみ本物に寄せて作成するので、低コストでスピーディーに用意することができるのです。

モックアップはどんな時に役立てられるか

  • 商品企画段階のサンプルに

    まだ企画段階の商品には課題点がたくさんあるかと思いますが、実際商品を手にしてみないと具体的な修正点がわからないものです。
    そこで役立つのがモックアップ。完成商品の具体的なイメージを手に取って確認できるので、新製品の決裁会議などをスムーズに進めることができ、実際の商品に近い為、問題点やクレームに繋がる部分を早期に洗い出すことができます。
    本商品が仕上がってからイメージが違ったなどという問題も解決できます。

     

  • 新製品提案時や展示会での商品訴求に

    展示会でモックアップが用いられるのは、経費、セキュリティ面において実際の商品が展示できない時、より近いイメージで商品をご覧頂き、商品訴求に繋げるためです。
    実際に見て触れられるサンプルがあるのとないのでは購買意欲が大きく変わるのではないでしょうか?

     

各業界のモックアップ事例

  • 家電業界での事例

    家電や携帯電話などの展示サンプルは最も馴染みの深いものではないでしょうか。
    ショップに置かれたものには実際の機能はついていませんが大きさや色、質感など本物と遜色ありません。
    手に取って商品のイメージを確認できるので、購買意欲を高める効果を持っています。
    また、実際に電源が入って簡単な操作確認ができるものもあり、 「ホットモックアップ」や「アクティブモックアップ」と呼ばれています。

     

  • 建築業界での事例

    本来、原寸の模型を意味するモックアップですが、建築物の場合はミニチュアサイズとして再現されることがほとんどです。 骨組みや外装・内装を確認するために活用されます。

    また、モデルルームなどもモックアップのひとつです。一戸建てやマンションのモデルルームは一般的に解放されていますが、ホテルなどは実際のインテリアを設置したモックアップルームというものを作り、関係者のみで使用具合の調整を行うのに使用されます。

    近年では、VRを利用した「デジタルモックアップ」なども注目を集めています。

     

  • IT業界での事例

    Webサイトの作成の際にモックアップを用いることがよくあります。
    モックアップを使用してデザインの段階でイメージや問題点を整理することで、後から何度もコードを書き直すことなく、作業効率を向上させることができます。
    モックアップの次の段階として「プロトタイプ」というものもIT業界では頻繁に使用されます。

    こちらについては次の記事で詳しくご紹介します。

     

モックアップは様々な業界で活用されています。

ワイヤーフレームとプロトタイプとの違いは?

先ほどの記事でご紹介したように、Webサイト制作の際にもモックアップが活用されます。 その中で「ワイヤーフレーム」や「プロトタイプ」などの言葉もよくでてきます。 これらとの違いと、目的をそれぞれご紹介します。

ワイヤーフレームとは

ワイヤーフレームはサイト全体の大まかなイメージ図です。
メニューの構成や配置を決める骨組みで、Web制作の初期段階で作成されます。
モックアップとの違いは色やデザインが具体的に施されていないところです。

プロトタイプとは

プロトタイプは「試作品」という意味で、モックアップにリンククリックなど少し動作を付けたものです。
動作や操作性を確認するために使用され、 モックアップとの違いは、動作確認、操作ができるところです。
業務の進行により、ワイヤーフレームの状態でプロトタイプ仕様にする場合もあります。

ワイヤーフレーム、プロトタイプとの違い

モックアップはあくまで外面を本物に寄せることで、色、デザインなどのイメージを確認する事が目的です。
上記2つとの違いを知り、業務の際に役立ててみましょう。

モックアップは海外とのやり取りにも活用されています

モックアップの英語表記は「mock-up」。略してモックと呼ばれることもあります。
海外でも同じく様々な業界で試作品や商品開発の際に活用されています。

国内外問わず、幅広い業界で使用されている言葉なので、英語表記や意味を理解しておくと海外担当者ともスムーズにコミュニケーションがとれそうですね。

大平印刷のモックアップ制作

大平印刷でも、モックアップ制作の依頼を承っています。
主にビン、缶、ラベル、パッケージなどをメインに取り扱っております。
ご興味のある方はぜひ一度ご相談ください。

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