プロモーション動画とは?動画の種類や制作のポイント、事例紹介など
2023年7月19日
プロモーション動画には視覚的なインパクトがあり、テキストや画像による表現にはない魅力があります。
オンラインでのブランディングや広告は、テレビCMなどの広告媒体に比べ費用を抑えられるため、中小企業やスタートアップ企業でも比較的取り入れやすいプロモーション手法です。
本記事には、プロモーション動画の概略から、メリットや注意点、制作事例の紹介など、プロモーション動画制作の全体像を把握するのに役立つ情報を記載しています。
これからプロモーション動画の制作を始める方や基本事項などを確認したい方は、ぜひご参考にしてください。
プロモーション動画とは
プロモーション動画とは、商品やサービス、イベントなどを宣伝・広告するために制作されるビデオコンテンツのことです。
通常、プロモーション動画は魅力的な映像、音楽、ナレーション、テロップなどを組み合わせ、視聴者の興味を引きつけ、商品やサービスの特徴や利点を伝えることを目的としています。
プロモーション動画の目的と種類
プロモーション動画の目的と種類について、それぞれ項目を挙げてご説明します。
プロモーション動画の目的
企業やブランドは、自身の顧客層に合わせて、プロモーション動画の目的を明確に設定し、効果的なコンテンツを制作することが重要です。
プロモーション動画の制作には例えば以下のような目的があります。
・商品やサービスの宣伝
プロモーション動画は、商品やサービスの魅力や利点を視聴者に伝えるために使用されます。
魅力的な映像や情報を通じて、商品やサービスの特徴を引き立てて購買意欲を高めることが目的です。
・ブランドのイメージ形成
プロモーション動画は、ブランドのイメージや価値を視聴者に伝えるために使用されます。
ストーリーテリングや感情的な要素を取り入れることで、視聴者とのつながりを深め、ブランドに対する信頼や好感度を向上させます。
・視聴者への情報提供
プロモーション動画は、視聴者に対して商品やサービスに関する情報を提供する役割も果たします。
商品の使い方や特徴、付加価値や利益など、具体的な情報を視覚的に伝えることで、視聴者の理解を深めることを目的とします。
・視聴者の関与や参加の促進
視聴者を動画に引き込み、コメントや共有、購入、登録など、様々なアクションに結び付けるという狙いがあります。
・特定のターゲット顧客層に対しての訴求
プロモーション動画は、特定のターゲット顧客層に対して訴求するためにも使用されます。
ターゲットの属性や興味に合わせたコンテンツを提供することで、効果的なマーケティングを実現し、ターゲットとする顧客層への訴求力を高めることができます。
プロモーション動画の種類
プロモーション動画には様々な種類があります。
企業やブランドにおける特定の目的やターゲット顧客層に合わせて、最適なプロモーション動画の種類を選択しましょう。
以下に代表的なプロモーション動画の種類を挙げます。
・インフォグラフィック動画
数値や統計データを視覚的に表現し、分かりやすく伝える動画です。
図表やイラストなどを活用して情報を視覚化し、効果的に伝えます。
・デモンストレーション動画
商品やサービスの使用方法や特徴を実際に映像化して紹介する動画です。
商品の操作手順や利点を視聴者に分かりやすく示すことで、購買意欲を高める効果があります。
・ストーリーテリング動画
物語やストーリーを通じて商品やブランドの価値やメッセージを伝える動画です。
視聴者の共感を得ることで、ブランドへの関心や信頼を高めることができます。
・ソーシャルメディア(SNS)広告用動画
ソーシャルメディアプラットフォームで利用される短い動画広告です。
視聴者の注意を引くために、ストップモーション(コマ撮り)、クリエイティブなエフェクト(映像や音声の加工)、テキストキャプション(音声の書き起こし)などを活用します。
・イベントプロモーション動画
特定のイベントやキャンペーンの宣伝を目的とした動画です。
イベントのハイライトや予告編を映像化して、参加者を惹きつける効果があります。
・インフルエンサー動画
人気のあるインフルエンサーとコラボレーションをして制作される動画です。
インフルエンサーの影響力を活用して商品やサービスの魅力を紹介し、広告効果を高めることが目的です。
・サイネージ用動画
デジタルサイネージ(Digital Signage)と呼ばれるデジタル表示装置やモニターなどを使用して、広告や情報を映像として表示するための動画コンテンツです。商業施設、公共交通機関、店舗などで利用され、効果的に伝えることを目的としています。
Webプロモーションについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください。
Webプロモーションの種類や手法、選び方を解説。成功事例の紹介も
プロモーション動画のメリット・デメリット
プロモーション動画の制作や活用では、慎重な検討が必要です。
企業やブランドは、顧客層に合わせたプロモーション動画戦略を立てる際に、メリットとデメリットの要素を考慮する必要があります。
プロモーション動画における一般的なメリットとデメリットを箇条書きにまとめると、以下の通りです。
プロモーション動画のメリット
● 視覚的なインパクトがある
● 視聴者の感情に訴えかけて共感を生む
● シェアを促進することで拡散される可能性がある
● テレビCMと比較して費用を抑えられる
プロモーション動画のデメリット
● 魅力的で興味を引くコンテンツでなければ注意が散漫になる
● 視聴環境が制約される
● 短い時間での情報伝達では視聴者の理解を困難にする恐れがある
● 制作時間と手間がかかる場合がある
プロモーション動画の事例
プロモーション動画の事例を3つご紹介します。
株式会社ラック・コーポレーション 作り手の思いを届けたワイン動画
株式会社ラック・コーポレーションでは、フランスのブルゴーニュ地方にフォーカスし、現地の人が撮影したインタビュー動画を翻訳、編集し、YouTubeに週1回のペースで公開しています。
これらの動画は、ブルゴーニュ地方の生産者や産地の紹介にとどまらず、その年の天候やぶどうの収穫状況など、普段は中々目にすることができない、ワインの生産過程についても紹介しています。
詳細については下記のリンクからご確認ください。
ラック・コーポレーション様 - 大平印刷株式会社
株式会社ラック・コーポレーション - YouTube
京都大学 広大なキャンパスをドローンとアクションカメラを駆使して多様な角度から撮影!
京都大学では、360°パノラマビューコンテンツを留学生向けに英語で展開しています。
ドローンやアクションカメラを使用し、上空の映像から人の目線での撮影など、あらゆる角度で撮影し、迫力ある映像を公開しました。
スチール映像では表現できないキャンパスの広さや緑の多さをドローン撮影と編集で表現することで、大学のイメージアップにつながり、学内外から高い評価を得ています。
詳細については下記のリンクからご確認ください。
京都大学様(2) - 大平印刷株式会社
KYOTO UNIVERSITY 360° Virtual Campus Tour (kyoto-u.ac.jp)
株式会社マネーフォワード 経費精算システム「マネーフォワードクラウド経費」紹介動画
クラウド型経費精算システム「マネーフォワード クラウド経費」の魅力を多面的に訴求する目的で、実際に使っている方の事例をまとめています。
導入企業の社長、管理部門担当者、営業部門担当者の3名の声を基に、それぞれの立場からマネーフォワードクラウド経費の導入効果が紹介しています。
立場の異なる方の声を複数紹介することで、さまざまな部署の業務効率化に役立つことを訴求できる動画です。
詳細については下記のリンクからご確認ください。
経費精算システム「マネーフォワードクラウド経費」事例紹介動画(Crevo制作実績) - YouTube
プロモーション動画を制作する際のポイント
プロモーション動画の制作では、以下の点に考慮することで、効果的なコンテンツを提供し、目標達成に貢献できると考えられます。
・目的とターゲット層の明確化
制作するプロモーション動画の目的とターゲット層を明確に定義しましょう。
目的に合わせて、どのようなメッセージやコンテンツを盛り込むべきかを考えることが重要です。
・明快なストーリーテリング
映像のストーリーテリングは視聴者の興味を引きつけ、メッセージを効果的に伝えるために重要です。
ストーリーの始まり、展開、結末を明確にし、視聴者の共感や関心を喚起できるようにしましょう。
・簡潔で的確なコンテンツ
オンライン環境では情報が過剰になりがちですので、プロモーション動画は簡潔なコンテンツにすることが重要です。
視聴者の関心を持続させるために、要点を明確にし、わかりやすく伝えることが求められます。
・視覚的な魅力と品質
プロモーション動画は視覚的なインパクトを与える必要があります。
高品質な映像、美しいデザイン、適切な色彩、視覚効果などを活用して、視聴者の注意を引きつけることが大切です。
・プロモーション効果をモニタリング・改善
制作したプロモーション動画をテストし、効果を評価しましょう。
視聴者の反応や指標をモニタリングし、必要に応じて改善や最適化を行います。
オンライン・オフラインを組み合わせた効果的なプロモーション戦略を
本記事では、プロモーション動画の全体像についてまとめました。
オンラインでのブランディングや広告は、比較的に費用を抑えることができ、対応できる外注先も多数存在します。
プロモーション動画は、商品紹介や会社紹介、求人など様々な用途で取り入れることができます。
人件費や時間的なコストの削減にもつながるため、メリットは大きいのではないでしょうか。
大平印刷では、ドローン撮影や360度撮影によるVRコンテンツ、ショートムービーなど用途に応じた様々な動画も対応が可能です。
プロモーション動画の制作やオンライン・オフラインを組み合わせた効果的なプロモーション戦略については、ぜひ大平印刷にご相談ください。