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Webプロモーションの種類や手法、選び方を解説。成功事例の紹介も

2023年7月18日

Webプロモーションは、比較的に低コストで実施でき、マーケティングや集客などの面で優れた重要な施策といえるでしょう。

ただし、企業のプロモーション効果を高めるためには、オンラインとオフラインのさまざまな手法を組み合わせた取り組みが必要です。
そこで本記事では、Webプロモーションの概略や種類、手法の選び方などを解説し、企画書を作成するうえで参考となる成功事例を紹介します。
企業の広報・販促・人事の担当者の方々は、ぜひ参考にしてください。

Webプロモーションとは

Webプロモーションとは、インターネットを活用してオンライン上で商品やサービスを宣伝・広告し、顧客の関心や購買意欲を高めるための活動のことです。

マーケティング全般にいえることですが、Webプロモーションにおいても、BtoC とBtoBでは異なる点があります。
Webプロモーションは、ターゲット層の特性や購買プロセスの違いに基づいて異なるアプローチが求められます。
それぞれのニーズに応じた戦略やコンテンツの制作が重要です。

BtoC では、直接的な販売やブランド認知の向上が目的です。
顧客の購買活動では、一般的に個人の需要や感情に基づいて行われます。
Webプロモーションでは、商品やサービスの魅力や利点を強調し、消費者の購買意欲を喚起します。
BtoCのWebプロモーションでは、視覚的なコンテンツや感情を刺激するストーリーテリングが重要です。
商品の特長や価格、割引、レビューや評価など、消費者が直感的に理解しやすい情報が提供されます。

BtoBでは、ターゲットとなる企業の複雑な決定プロセスを考慮し、情報提供や信頼構築を通じて意思決定をサポートする役割を果たす必要があります。
商品やサービスの詳細な説明、ビジネス価値やROI(Return On Investment:投資収益率)の強調、専門的な情報や資料の提供が重要です。
専門的なコンテンツや事例研究などが利用されます。

プロモーション全般については、下記の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
プロモーションとは? 意味やPRとの違い、実践方法を解説

Webプロモーションの特徴と重要性

Webプロモーションは、24時間365日企業のメッセージを対象となる顧客層に届けられる効果的なマーケティング手法です。
その上、4マス媒体(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)への出稿など伝統的な広告媒体に比べて低コストなため、中小企業やスタートアップ企業にとって比較的手頃な手法でもあります。
商品やサービスの認知度向上における重要な施策です。
Webプロモーションは、興味関心に基づきターゲットを絞り込めるため、集客においても優れています。
また、地理的な制約を超えて、双方向のコミュニケーションを取ることも可能です。
成果や効果をデータとして収集し、分析できるため、PDCAサイクルによって最適化ができるという特徴があります。

このように、Webプロモーションはビジネスのオンライン展開や成長において重要な役割を果たす手段です。
ただし、Webプロモーションだけに注力することをおすすめしているのではありません。
オフラインでのイベントや、取引先や顧客との対面でのパートナーシップの構築なども含めて戦略を立てる必要があります。

Webプロモーションの種類

Webプロモーションには、以下のような種類があります。
6種類に分けて解説しますが、重なる部分がありますので、一度目を通してから全体的に比較しながら読むと理解しやすいかもしれません。

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)

Webサイトの表示順位を上げるために、コンテンツやWebサイトの最適化を行います。
キーワードの選定やメタタグ・メタディスクリプションの最適化、内部リンクの改善などが含まれます。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページにテキストや画像で表示される広告です。
検索結果の上部・下部・横の部分に表示される広告を指し、ユーザーが検索したキーワードに関連する広告が表示されます。
広告主はキーワードに関連する広告を通じてユーザーの検索意図に合わせたメッセージを伝えます。
検索連動型広告とも呼ばれています。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、インターネット上のWebサイトやアプリ内などのディスプレイ領域に表示される純広告です。
テキスト、画像、動画、バナーなどで構成され、Webサイトの上部・下部、横、サイドバー、記事内などの広告スペースに表示されます。広告ネットワークを通じて、幅広いユーザーへの継続的な配信が可能です。

動画広告

動画広告は、一般的にインターネット上で表示される動画形式の広告を指します。
番組やTikTokやYouTubeなどの動画を配信するプラットフォーム、ソーシャルメディア、Webサイトなどで視聴者に対して動画形式で広告が表示されます。

SNS広告

SNS広告は、主要なソーシャルメディアプラットフォーム(Facebook、Instagram、Twitterなど)で利用されます。
各プラットフォームは、ユーザーの興味・関心、デモグラフィック情報(性別、年齢、居住地域、所得、職業、家族構成など人口統計学的な属性)、オンライン行動などに基づいてターゲット広告を配信する機能を提供しています。

アフィリエイト

アフィリエイトは、インターネット上で行われるマーケティング手法の一つであり、広告主とアフィリエイトパートナーの間での提携を基盤としています。
アフィリエイトパートナーは、自身のWebサイト、ブログ、SNSなどで広告主の商品やサービスを紹介し、商品の購入、リード(見込み客)の獲得など特定のアクションが行われた場合に報酬を受け取ります。

動画プロモーションについては、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください。
プロモーション動画とは? 動画の種類や制作のポイント、事例紹介など

Webプロモーションの選び方

自社の目標や対象とする顧客層に最も適したWebプロモーションの手法を選びましょう。
また、複数の手法を組み合わせることで相乗効果を生み出すこともできます。Webプロモーションの手法を選ぶ際に考慮すべきポイントは次の通りです。

1. 目的設定

プロモーションの目的を明確に定義しましょう。
例えば、ブランド認知の向上、売上の増加、顧客の獲得などです。
目標に応じて、適切な手法を選ぶことが重要です。

2. ペルソナ設定

ペルソナとは、ターゲットとなる顧客層を具体的な人物像として表現したものです。
Webプロモーションにおけるペルソナ設定は、ターゲットとなる顧客層を明確化するとともに、その特性やニーズを理解するための重要なプロセスです。
適切なペルソナ設定により、ターゲットに向けて効果的なコンテンツを作成することができます。

一般的には、年齢、性別、エリアや居住地などの位置情報、職業、興味関心、行動パターンなどの要素を組み合わせて描かれます。
ペルソナは仮想的な存在ですが、実際の顧客を代表する特定の属性や特徴をもつ架空の人物として設定します。

また、ペルソナ設定では、以下の手法や情報源を活用するのが一般的です。

●既存の顧客データや市場調査より得られる顧客属性や行動傾向
●顧客へのインタビューやアンケート
●顧客からのフィードバックやレビュー
●ソーシャルメディア上での顧客の投稿や反応

具体的なペルソナ像をイメージすることで、広告やコンテンツのターゲティングやメッセージのカスタマイズが容易になります。
マーケティング予算の効果的な配分や施策の最適化にもつながります。

3. ターゲット層が利用する媒体の選択

世の中にはさまざまな情報発信媒体があります。
前述したWebプロモーションの種類ごとの利点や利用コストを考慮しながら、適切な媒体を選択しましょう。
オンラインとオフラインのプロモーションを組み合わせることで、幅広い視野で顧客にアプローチできます。

Webプロモーションの事例

ここでWebプロモーションをイメージしやすいように、3つの事例をご紹介します。

Webサイトの全面刷新とスムーズにWebへ遷移できる会社案内

サンフーズジャパン社のコーポレートサイトと会社案内のリニューアルを行った事例です。
イラスト制作では、お客様の事業や社風などをイメージし、カラフルで温かみのあるイラストで統一感をもたせています。
コーポレートサイトについては、CMS導入、セキュリティ強化、安全性と使いやすさの向上を目指して、リニューアルを行っています。
会社案内には二次元バーコードを掲載し、スムーズにWebへ遷移できる仕様となっています。

株式会社サンフーズジャパン様 - 大平印刷株式会社
レトルト食品・冷凍食品の製造・加工メーカー | 株式会社サンフーズジャパン

SNSの運用に特化したWebプロモーション

コーヒーストアを経営するスターバックスコーヒーでは、SNS積極的に活用したWebプロモーションを展開しています。

スターバックスは客を呼び込むのではなく「自然と来たいと思う」場所にしようというコンセプトを持っています。
SNSを通じてスターバックスの魅力や新商品情報を発信し、多くの人の目に触れることで、自然とお客さまの足がスターバックスに向くような工夫をしているのです。

スターバックスの新商品は、画像を主体としたSNSインスタグラム上で視覚的に印象に残る、いわゆる「インスタ映え」を狙ったビジュアルのものが多く存在します。

こうした新商品情報をSNS上で拡散して認知度を高めることが、来店者の増加や新商品の売り上げの拡大につながります。
これまでの積極的なSNSでの発信が功を奏し、Twitterで1000万人超、インスタグラムでは1800万人超と膨大なフォロワー数を獲得しています(2023年7月13日時点)。

コーポレートサイト
スターバックスコーヒージャパン

LPやアプリなどを組み合わせたWebプロモーション

岩手銀行では、若年層へのアプローチ強化をねらって「はじめてのいわぎん」というランディングページ(LP)制作しています。

まだ銀行に馴染みがない10〜20代へリーチし、お金のプロとして岩手銀行を頼ってもらうことを目指して訴求しています。
コーポレートサイト、LP、LINEスタンプ、アプリなどのデザインに統一感を持たせることで、若年層への岩手銀行のブランドイメージ浸透を目指しています。

コーポレートサイト
岩手銀行
LP
はじめてのいわぎん|岩手銀行 

Webプロモーションの利点を生かすには専門性が必要

本記事では、主にWebプロモーションに焦点を当てました。
プロモーション活動による集客効果を高めるためには、プロモーション手法の選択や適切な組み合わせが重要です。
データを収集し、PDCAを回しやすいWebプロモーションの利点を生かして、ぜひ高い効果を得られるよう取り組んでください。

Webプロモーションの手法の選択や企画書の作成などで迷っている、もしくはWebプロモーションにおける集客に課題を抱えていたる企業のご担当者様は、ぜひ大平印刷までご相談ください。

下記のページでは、弊社のデジタルプロモーション事業やWebプロモーションについて紹介していますので、ぜひご覧ください。

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