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デザインを依頼する際の重要なポイントとは?

2024年5月9日

依頼したデザインがあがってきた時に、自分の思ったイメージと全く違う!
と感じることはなかったでしょうか。こういったトラブルの原因のほとんどは依頼者とデザイナー双方のコミュニケーション不足です。デザインを依頼する際には、デザイナーとのイメージの統一がとても重要になります。コミュニケーションを改善すれば、仕上がりも劇的に変化します。

でも具体的にどういったことを行えばいいのか?
今回はデザインを依頼する際の流れや注意点などをご紹介します。

1.使用媒体と目的を明確にする

「誰に何の媒体を使って、どういったことをしたいのか?」

例えば、「新商品のドリンクをポスターで見せたい」といった目的であれば、新商品の写真をメインにし、文字情報は必要最低限に、夏の暑い時期などであれば見た目にも涼しげな印象のデザインで道行く人の目を惹きつけることができます。

他にも、工具を取り扱っている会社が「製品カタログを作りたい」といった目的であれば、華美な加飾や、可愛らしいデザインはあまり求められません。製品写真や情報をいかにわかりやすく、見やすくレイアウトすることが重要となってきます。

また、紙ではなくWebサイトの場合、見た目だけではなく、閲覧する人が使いやすいか、見やすいかというユーザビリティも求められます。

2.デザインコンセプトを伝える

デザインコンセプトとは、デザインをする際に基本となる指針のことです。簡単に言うと、「このデザインで何を伝えたいか?」ということです。コンセプトがしっかりしていれば、デザイナーはそのコンセプトに沿って考えるため、一貫性のあるデザインとなります。

具体的な例を挙げてみると

・若い男女をターゲットにした新作スイーツのポスターを作りたい。SNSで拡散してほしいので、SNS向きの映える写真を全面に押し出して、若者の興味を惹きつけたい。

・20代~40代の女性をターゲットにしたエステ紹介のリーフレットを作りたい。高級エステ店なので、安くごてごてしたデザインはそぐわない。清潔感があり、非日常感の癒しを提供できるイメージを伝えたい。

・30代~40代向けの会員制婚活サイトのプロフィール欄を新しく作りたい。サイトを開いたときに、誰にでも見やすい文字や色調が望ましい。また会員が自分でプロフィールを気軽に更新できるようわかりやすいシンプルなデザインにしたい。

など内容や目的によってコンセプトは多岐にわたります。

3.依頼者が思っているイメージを伝える

この要素を取り入れてほしい、こんなデザインにしてほしいといった方向性は事前に伝えましょう。

例えば招待状のデザインを作る際に、「花を使って可愛らしくお任せで!」とデザイナーに依頼をしました。しかし、実際あがってきたものは依頼者が想定していたものとは微妙に違ったものでした。どちらも可愛いデザインであることには間違いありません。しかし依頼者は可愛いといえばピンクだと思っていたにも関わらず、そのイメージをデザイナーに伝えなかったため、ニュアンスの取違えが発生したのでした。

可愛い、きれい、スタイリッシュなど、人によってイメージは全く違います。イメージが固まっていなくてもこれは避けてほしいといったことを伝えるだけでも効果的です。

デザイン全体以外にも、例えば色一つでも認識の違いが発生します。
「赤色」のデザインを想定していた場合、赤色といっても深紅、朱色、ワインレッドなども種類は様々です。自分がどのような赤色を想定しているのか事前に伝えておくことが必要です。

4.自社にとって必要な要素を伝える+必要な画像は事前に渡す

自社のロゴルール、イメージカラー、など依頼する際に絶対に守らなければならない企業のデザインルールなどは事前に伝えておきましょう。またロゴデータやイラストなど、手配に手間がかかるからと、Webサイトからスクリーンショットでとってなどの依頼は基本NGです。実際にスクリーンショットでとっても、元画像と比べて荒くなってしまうため、ぼけた画像が掲載されてしまいます。また、画像を支給する場合も、デザイン着手前にできる限り渡すようにしましょう。実際に画像が支給されず、仮の画像をはめたまま、気づかず進んでしまうといった事態も起こりかねません。リスク回避の観点をもつことも重要です。

当社でもWebサイトや印刷物をデザイン段階から取り扱っております。デザインからご依頼される場合は、ヒアリングを基にコンセプトやイメージを引き出すお手伝いもできますので、お気軽にご相談ください。

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