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企業向け動画の制作を依頼するにあたってのポイント① -事前打ち合わせ、企画、見積りまで-

2024年7月29日

最近の動画は自分で撮影して自分で編集することが多くなりました。ただ、個人の動画は自分で作れても、企業の動画となると…できれば、専門の会社に依頼して、クオリティの高いものを作りたい!といった事はありませんか?そのような方に向けて、依頼するにあたっての重要なポイントをご説明します。

動画制作の流れ

事前打ち合わせ→企画→見積り→コンテ作成→撮影→編集→納品 の順番になります。

事前打ち合わせ

動画の制作に入る前に、制作会社と内容について打ち合わせを行います。

1.動画の目的

「ターゲットは誰なのか?」「どういった目的で動画を活用したいのか?」「動画で何を伝えたいのか?」など目的を明確に伝える必要があります。

◆良くない伝え方の例
「自社のPR動画を作りたい。会社の施設の紹介や社員のインタビューも入れたい。」

◆良い伝え方の例
「自社のリクルート用PR動画を作りたい。ターゲットは就活生。企業説明会にて使いたい。企業の雰囲気がわかるようにオフィスや食堂、できたばかりの新しい工場の紹介もしたい。また、仕事内容が具体的にイメージできるよう、若手の社員中心にも企業での働き方についてインタビューを行っていきたい。」

全体のストーリーを把握することが重要です。

2.配信先

配信先の選定も重要です。ターゲットによって、好まれる媒体が大きく変わり、また動画の長さも変わってきます。
以下が投稿できる最大の長さとなります。

Instagram

        フィード投稿:~60秒
            リール投稿:~90秒
ストーリーズ投稿:~60

Facebook

        フィード投稿:~2時間
            リール投稿:~90
ストーリーズ投稿:~15

X

無料アカウント:~140
有料アカウント:~180分

YouTube

アカウント確認なし:~15分
アカウント確認ずみ:~12時間

TikTok

3.イメージの共有

こういった動画を作りたい!動画のこのイメージがいいといったものがあれば、事前に伝えましょう。YouTubeなどに近いイメージの動画があれば、それを共有するのもおすすめです。

4.支給素材の確認

以前に撮影した動画や静止画など、動画の中にこの内容を盛り込んでほしい!といったものがあれば事前に共有しましょう。

事前打ち合わせは、内容だけではなく、費用面の決定においても重要な意味をなしますので、取りこぼしのないようにしましょう。

企画

打ち合わせが終わったら、上記の動画の目的に基づいて、制作会社にてどのような動画を作るのかを企画立案します。

見積り

制作に入る前に事前に費用のすり合わせを行います。動画制作は「企画・コンテ」「撮影」「編集」の工程にてそれぞれ費用が発生します。動画は自前で制作できることも多く、かなり認識のずれが発生します。実際に見積り確認するにあたって、気を付けなければならない点をご説明します。

「企画・コンテ」

制作会社で1から考えて制作する場合と、こちらから明確に構成を指示して制作する場合とでは、大きく違います。支給できる素材がなく、コンテもテロップも制作会社に全ておまかせしたい!といった場合、デザインと一緒で1から生み出す必要があるため、それ相応の費用がかかります。パンフレットを1から作る作業と似ていますね。

反対に商品写真やテロップの原稿も揃っており、商品を順番通りに紹介するといった動画であれば、上記と比べると費用は変わります。他にも最近はAIを使って動画を自動生成するシステムもありますね。

「撮影」

撮影シーンや撮影ロケーションの数が多いもの、配信時間の長い動画は、機材や人件費などがかかるため、おのずと費用が高くなります。

見落としがちなのが、講演会やインタビュー動画などです。例えば建物の中で撮影する場合、外部音が干渉する可能性があります。外部音の干渉のために、声が拾えない場合は、別で機材を準備する必要があるため、機材費がかかります。またスイッチングが必要な場合はカメラを2台準備する必要があるため、カメラ費用も余分に見ておく必要があります。

撮影手法も確認が必要です。例えば上空からの動画が欲しいという要望があれば、ドローンなどを使った空撮も必要になりますね。

最近はスマートフォンでも動画は撮影できますので、ちょっと手元を数秒ほどの動画が欲しいなど、簡単なものであれば自分で用意することも可能です。

「編集」

会社によってばらつきはありますが、編集作業は○時間~万円という計算式で算出されています。
コンテがしっかりしており、修正回数が少ないと作業時間は短くなります。

反対にコンテの内容もざっくりしており、支給画像も整理が必要、修正も莫大な場合は、費用が上がってきます。また時間の長い動画についてもおのずと編集作業時間がかかるので、注意が必要です。

「その他」

意外と見落としがちですが、動画にかかせないBGM(概算で1曲3000円~9000円ほど)、あとは内容によってナレーションも必要となります。また上記の「撮影」の項目でも記載した、機材費(音響機材、照明機材、ピンマイク、専用スタジオ、レール、クレーン)などが動画の内容によって発生する可能性があります。またスタッフのディレクション費(動画の指示費)、ロケハン費用などが追加されます。

内容や予算感のすり合わせは双方のトラブルを回避するための非常に重要な作業です。制作を依頼する際は事前に内容を理解してのぞみましょう。次からは本格的な絵コンテの作成と撮影に進んでいきます。

 

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Takara Supply Communications VIDEO - タカラサプライコミュニケーションズ株式会社 (takara-sc.co.jp)

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