■コート紙とマット紙の違いって何?
チラシやパンフレットにおすすめの用紙は?
2021年12月14日
街中で見かけるチラシやパンフレット、いざ作る立場になると、想像以上に多くの種類の用紙があり、
白かったり黄味がかっていたりどれがいいのか悩むことも…
今回は多くの紙を扱う印刷会社から一般的に使われている用紙をご紹介します。
【一般的に使われている用紙】
街中で見かけるチラシやパンフレットの大多数は下記3つに分類されます。
ネット通販などで検索されると、この3つで印刷しますというものが大半です。
コート紙
・紙の表面がコート剤でコーティングされており「塗工紙」とも呼ばれています。
・光沢があり、触るとつるつるしています。
・用紙の特性上文字を書き込むことができません。
・発色がよいので主に写真等を明るく、きれいに見せたいときによく使用されます。
・明るいイメージのチラシ、パンフレットなどが最適です。
マット紙(マットコート紙)
・紙の表面に光沢を抑える加工がされており「非塗工紙」とも呼ばれています。
・触ると少しざらつきがあります。
・コート紙とは逆で文字を書き込むことができ、可読性に優れています。
・光沢はありませんが、写真の発色が良く、落ち着いた雰囲気があります。
・高級感のある会社案内や製品パンフレットなどが最適です。
・最近はコート紙よりもマット紙が流行りです。
※コート紙とマット紙ではマット紙の方がコシ(剛度)があるため、紙の厚みは同じでもマット紙の方が厚く感じます。
上質紙
・一般的にコピー用紙に使用されている紙です。
・紙の表面が加工されていないため、文字が読みやすく、筆記性に優れています。
・反対に色が沈みやすいため、写真を沢山使うカタログやリーフレットには不向きです。
・用紙の中でも安価なため、ページ数と文章量が多い問題集や報告書などに使用されています。
※小説は専門の書籍用紙がよく使われるのでここには該当しません。
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