■ワード、エクセル、パワーポイントで入稿できるの?オフィス系のソフトが入稿で推奨されない理由
2022年2月17日
「デザインデータを支給しますので、そのまま印刷してください!」と
ワードやエクセル、パワーポイントで入稿データが入ってくることがあります。
しかしこの形式での入稿は印刷会社では推奨されていません。
PDFに変換したものを支給しなおしたり…
入稿できても思っていたものと全く違う体裁であがってきたり…
そもそもなぜオフィス系ソフトでの入稿はNGとされているのでしょうか?
ワード、エクセル、パワーポイントのデータが適さない理由
オフィス系のソフトは印刷用のデータと大変相性が悪く、
主に下記3つの不具合が生じる可能性があります。
1:レイアウトが崩れるおそれがある
2:フォントが変わるおそれがある
3:色味が変わるおそれがある
1.レイアウトが崩れるおそれがある
オフィス系のソフトで作成したデータは
ソフトの仕様によりWindowsやMacなどのOSの異なるパソコンや
異なるバージョンでひらくと表示が変わってしまいます。
2.フォントが変わるおそれがある
フォントはOSによって対応している数や内容が違います。
OSに対応していないフォントで入稿すると、
似たようなフォントに自動的に置き換えられてしまいます。
3.色味が変わるおそれがある
ワードやエクセルで作ったデータは、すべてRGBというカラーモードで作られています。
印刷時には、CMYKに変換されるため、実際印刷で見ると、モニター上よりもくすんだ色合いに感じられます。
ワード、エクセル、パワーポイントで入稿する際はPDFに変換を!
PDFファイルは相手がどんな環境や機種でひらいても、
同じ見え方をするファイル形式のため、印刷時には重宝されています。
ただし、PDFデータで入稿をした際に間違いを見つけても、印刷会社ではデータの修正ができません。
データの間違いが発覚した場合は、自分でデータを修正して再入稿を行ってください。
またトンボ、ぬりたし、フォント埋め込みの設定を求められることが多いので、入稿時は十分お気を付けください!
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