印刷物はどうやって作られているの?~面付の基礎知識~
2026年7月3日
パンフレットやポスターを印刷する際、1ページずつ印刷をすると、大変効率が悪いので、印刷会社では、1枚の大きな紙に印刷物のデータを配置する「面付」という方法をとって印刷物を効率よく印刷しています。
面付では効率よく、多くのページが印刷できるよう、原紙と呼ばれる大きな用紙を使っています。原紙は主に5種類あり、印刷物のサイズや仕様によって使い分けられています。
原紙についてはこちら
https://www.takara-sc.co.jp/column/4750/
全判と半裁
原紙をそのままのサイズで使用するものを「全判」、それを半分に断裁したものを「半裁」と呼びます。
全判と半裁については、用紙の部数やページ数によって効率的な方を選択し、使い分けをします。
例:A4チラシ 1000部→菊半裁 / A4チラシ 10000部→菊全判
面付のやり方
実際の面付はページごとに配置が異なります。
例えばA4サイズの場合、菊全判1枚の用紙に両面8ページずつ、最大16ページが配置できます。
それ以上のページ数になる場合は用紙の数を増やします。
・ペラものの場合
① 1枚もののA4チラシの場合
菊全判(636×939mm)に1回で、8枚分印刷できるように面付を行います。

② 2つ折りのA4リーフレット(展開するとA3)の場合
菊全判(636×939mm)に1回で、4枚分印刷できるように面付を行います。

・冊子の場合
① A4 8ページのパンフレットの場合
菊全判(636×939mm)に1回で2冊印刷できるように面付をしています。


② A4 16ページのパンフレットの場合
菊全判(636×939mm)に1回で1冊印刷できるように面付をしています。


今回はA4サイズを例に、効率の良い菊判を使用した例を紹介しましたが、B5やB4サイズの場合は、四六判を使用する方が効率的になる例もあります。
18Pの冊子って作れるの?
物理的に不可能なわけではありませんが、費用や製本のリスクが高いため、18ページの冊子は作ることがほとんどありません。
冊子は「4ページ」「8ページ」などの4や8の単位で設計するのが基本です。ページ数が合わない場合はページ数を減らして16ページにしたり、ページ数を増やして20ページにします。
何気なく手に取る印刷物も、面付の工程を経て、きちんと整えられたかたちで仕上がっています。普段は見えない部分ですが、仕上がりを支える大切な工程のひとつです。
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