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社内コミュニケーションの必要性と事例【教育編】

2025年3月19日

「新しいスキルや知識を学ぶ機会が少ない」
「上司や先輩がやっていることが理解できない」
「企業のビジョンや価値観が社員に十分に伝わっていない」

職場でこのような悩みをよく耳にしませんか?
この原因のほとんどが「社内コミュニケーション」不足によるものです。

参考:社内コミュニケーションの必要性と事例【情報共有編】
https://www.takara-sc.co.jp/column/4229/

個人の価値観や性格の違い、世代間ギャップ、業務上の関係性などを理由に、社員同士ではコミュニケーションを取りたくても取れない状況が存在します。立場の違う社員同士がコミュニケーションを取りやすくするためには、時には会社から働きかけ、施策を立てる事も重要です。

社内コミュニケーションの施策

社内コミュニケーションを活性化する施策については、「情報共有」「教育」「ロイヤリティ向上」の3つの視点から考えることができます。前回は「情報共有」について解説しましたが、今回は「教育」の視点から事例を解説します。

【教育】

企業のビジョン、ミッション、価値観を社員に理解させ、共有するための活動です。
研修、ワークショップ、セミナーなどが含まれます。社内教育は従業員のスキルアップだけでなく、組織全体の成長や生産性向上にも寄与します。これにより、企業全体の競争力を強化し、持続的な成長を支える重要な要素となります。

教育のメリット

・業務効率の向上
スキルを習得することで、業務効率が上がり、ミスが減ります。
・問題解決能力の向上
多くの知識を持つことで、複雑な問題に対しても柔軟に対応できるようになり、企業全体の競争力が向上します。
・業務手順の最適化
業務プロセスを理解することで、改善方法を模索し、作業の無駄を減らします。
・自己成長
学びの機会が提供されることで、自己成長を実感し、モチベーションが高まります。また、自分のキャリアパスを明確に描けるようになり、目標に向かって努力する意欲が高まります。
・新しい視点の獲得
新しい視点やアイデアを得ることで、社員同士で革新的な発想が生まれやすくなります。

教育を助けるツールと事例

・スキルアップ
社員が必要なスキルや知識を身につける教育の機会を提供します。ワークショップやe-ラーニングなど、デジタルコンテンツを活用して、オンライン上で行う企業も増えています。

<参考>花王、グループ全社員に「DXアドベンチャープログラム」を開始|花王株式会社
https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2023/20231116-001/

・マニュアル/マンガマニュアル
業務遂行において、必要なルールや手順をマニュアル化することです。マニュアル化することで、全員が一律の手順で作業をするため、業務の効率化やリスク回避においても効果的です。視覚的にわかりやすい漫画を導入することも多いです。

・動画
自社商品の説明や用途例、業務の操作手順などを動画にします。文章や静止画ではわかりづらいところを視覚的に理解でき、わからないことがあれば、何度も見返すことができます。

<参考>三ツ星ベルト株式会社 動画|三ツ星ベルト株式会社
https://www.mitsuboshi.com/video_gallery/

業務が優先で後回しになりがちな教育ですが、継続的に機会を設けることで、社員全体のスキルアップ向上となります。また業務においても新しい発想が生まれ、作業コストカットや新しい仕事を作り出す機会を創出します。一度企業が舵を取り、社内コミュニケーションの施策を打ち出してみるのはいかがでしょうか?