■今さら聞けない「CMS」とは?
2023年3月7日
CMSってなに?
CMSとはContents Management Systemの略で直訳するとコンテンツ管理システム。
Webサイトを構築するテキストや画像、レイアウト情報などを一括で管理し、簡単に情報発信ができるシステムのことです。
身近なものはSNS。TwitterやFacebookなどは簡単に記事を投稿したり、画像を管理したりできます。
他にもブログやWebサイトを制作するための様々なCMSが配布されています。
CMSのメリット
本来、Webサイトを作成するのには以前少しご紹介したhtml、CSS、PHPなどのプログラミング言語を使い、1からコードを書き込んで構築していく必要があります。
ですがCMSソフトウェアを使用すれば、コードの知識がなくてもWebサイトを作成し、簡単に更新をすることができます。
CMSは何といっても手軽に更新、管理していけるのが最大のメリット。
また、複数人で管理していくのにも適しています。 ページ数の多いサイトや、更新頻度の高いサイトには、CMSを導入するととても便利です。
WordPress
国内外共にトップのシェア率を誇るのがWordPressです。
PHPで作成されており、国内80%以上ものシェア率を誇るので、CMSと言えばまずはWordPressから理解度を深めていくといいでしょう。 知識が全くなくてもちょっとした文字修正やブログ更新なら簡単に行えるので、社内の広報担当者がすぐに対応することができます。
Web業者に依頼する必要がないので、スピーディーかつ低コストでサイトを運営していけるのが大きなメリットです。
また、知識のある方でしたら手の込んだサイトにカスタマイズすることもでき、自由度の高さが人気のCMSです。
WordPressのメリットとデメリット
メリット
・無料で使用できる
・初心者でも簡単にサイトを開設できる
・記事の作成・更新方法が簡単にできる
・ページ数がそれなりにあるサイトもデータベースで管理がしやすい
・自由度が高くカスタマイズが手軽にできる
・複数ユーザーで管理できる
・世界シェア率が高く優良なプラグインを獲得できる
デメリット
・読み込み速度が遅くなりがちになる
・個別でのサポートがない
・アップデートが必要
・セキュリティがあまり高くない
WordPressはその自由度の高さで世界シェア率No.1を誇っています。
無料で使用でき、初心者でも簡単に始められるところが最大のメリットと言えます。
シェア率が高いので、わからないことがあってもすぐに情報を手に入れられ、扱いやすいのもポイントです。
一方セキュリティ面はあまり強くなく、個別でのサポートがないのが難点です。
また、読み込み速度が遅くなりがちなので、セキュリティ面共に個人でプラグインをインストールしてカスタマイズしていく必要があります。
プラグインとは
プラグインはWordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPressの初期状態はいわば引越ししたての部屋、元々最低限の機能が入っていて使いやすいようにはなっていますが、理想のサイトを作るためには足りない機能があるので、それを補うためにプラグインを入れてカスタマイズします。
例えばサイトにお問い合わせフォームを設置したい、セキュリティを強化したい時などに、対応のプラグインをインストールします。
ただし、プラグインの入れすぎには注意してください。
便利な機能がたくさんあるので次々インストールしたくなると思いますが、プラグインをたくさん入れすぎると動作が重くなり、相性の悪いプラグイン同士がぶつかって不具合を起こすことがあります。
どんなサイトにしたいかを明確にし、必要なプラグインを絞ってインストールしましょう。
容量を軽くするプラグインやセキュリティ対策のプラグインは最低限入れた方がいいですね。
また、古いプラグインや使用者が少ないものは避けて、ちゃんとアップデートされているプラグインを使用すると安全です。
オススメプラグイン6選
上記で申した通り、プラグインは入れすぎると不具合が起こる可能性があるので、10個前後、多くとも20個以内におさえておくと安心です。
となると、どんなプラグインを優先させればいいかわからない方も多いと思います。
そこで、最低限入れた方がいいオススメのプラグインを6点ピックアップしました。
■EWWW Image Optimizer【画像軽量化】
サイトが重い要因の1つが画像のファイルサイズ。 画像を劣化させることなく圧縮し最適化できるプラグインです。
■XML Sitemaps【サイトマップの作成】
XMLサイトマップを自動生成できるプラグイン。
SEO対策として、検索エンジンにページの構造を正しく伝えるために必要です。
■Contact Form 7【問い合わせフォーム】
お問い合わせフォームを追加するプラグインです。
■Invisible reCaptcha for WordPress【スパム対策】
スパム対策用のプラグインです。
使用にはAPIキーという認証コードが必要で、 Googleアカウントがあれば無料で取得できます。
■BackWPup【バックアップ】
データのバックアップ・復元ができるプラグインです。
■Broken Link Checker【リンク切れチェック】
リンク切れを見つけられるプラグイン。
こちらもSEO対策に必要です。
他にもたくさんのプラグインがありますが、用途を理解して最低限必要なものをインストールするようにしましょう。
CMSが便利とは言え、やはり全くの0からサイトを作り上げるのはなかなか難しいもの。
多少はhtmlやCSS、PHPがどんなものか知っているだけでもCMSはより活用しやすくなりますよ。
◆他にもこんな記事がおすすめです◆
【お役立ち情報】Webサイト制作の仕組みを知ろう【4】htmlとは?
【お役立ち情報】Webサイト制作の仕組みを知ろう【5】CSSって何?
【お役立ち情報】Webサイト制作の仕組みを知ろう【6】CSSって何?2
【お役立ち情報】今さら聞けない「静的サイト」と「動的サイト」の仕組みとは?